2 thoughts on “23/07/23 反応しない練習としての「雑巾掛け」

  1. もう少し、補足させてください。
    簡単に説明しましょう。

    自分の怒りに、捕らわれていなければ、こうはならなかったでしょう。
    もっと違う、ロールシャッハになっていたと思います。

    仏教的な文章で説明するなら、思いを手放していれば、怒りの只中に
    いられれば、悟りを開くかどうかは分かりませんが、いずれ、彼の精
    神は解放され、より完成度の高い人物になっていたと思います。

  2. ウォッチメン アルティメット・カット版 (吹替版)
    https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B082XLRRWV/ref=atv_dp_share_cu_r

    7月末まで100円で見れます。

     今回の法話を聞いて、「ウォッチメン アルティメット・カット」のロールシャッハを
    思い出しました。彼の人生は、売春婦の母親から拒絶され、そのためのイジメにより、
    児童虐待の犯罪者を憎悪します。ロールシャッハとしてウォッチメンに加入して、正義
    のスーパーヒーローのように見えますが、「思いの奴隷」にしか見えません。
     憎悪の肯定と愛慕の否定だけがある、と感じました。
     「正義の為だ」と叫ぶシーンがありますが、正義の為の行動には見えません。マスク
    をはぎ取られるシーンで、怯えがあるのは、ロールシャッハのマスクがなければ、生き
    ていけないからです。正義ではなく、ロールシャッハという「印」が目的だからです。
     「お前の番だ、これ(マスクの模様)を見てどう思う」という発言は、「怒り」の発
    露そのものです。あのマスクの模様は、「吾我の印」です。
     映画の最後で、ロールシャッハは、適切な判断に失敗します。その理由は、彼の人生
    である「吾我の印」の利益にならないからです。マスクを脱いで話をしますが、それは
    自分の怒りを相手に認めさせるための行為です。その後、「吾我の印」が別の形ででて
    きます。その後のシーンに、すごく穏やかな2人組のシーンになります。
     この対比は、「欲や怒り」と「慈悲」、「過去や未来」と「この瞬間」の対比です。
     「マインドレス」と「マインドフルネス」の世界の違いだと思います。

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