2 thoughts on “14/08/24 「仏教3.0」元年

  1.  以下のように要約しました。この話ではちょっと2.0の意義が希薄になってますね。

    14/08/24 「仏教3.0」元年

    仏教3.0という発想は山下だけの問題ではなく、普遍性を持ったものである。(例:玄侑宗久)

     仏教3.0とは広い世界であり、キリスト教ともヨガとも齟齬がない。ゆえに面白い。そうではない世界では、キリスト教やヨガや気功を攻撃し、仏教内でも大乗仏教を攻撃したりする。そういう自己内完結世界である。それよりも、広々とした世界に出ると、みな同じことをしていたという意識になる。その方が圧倒的に面白い。 

     しかし、他を攻撃する人たちはまだ頑として存在して、仏教2.0(テーラヴァーダ)の人たちの方に多い。この人たちが間違った考え方を持っているために不幸になるというのは見過ごせない。

     日本仏教というのはお釈迦様を忘れていた仏教である(1.0)。しかしここ20年ぐらいのうちに、お釈迦様の教えをストレートに追求するテーラヴァーダが入ってきた(2.0)。それは日本の仏教を評価していなかった僧侶たちにとってはかなりの魅力だった。そして、この釈尊直伝の教えと瞑想法によって、日本仏教も再生するはずだった。が2.0には問題もあった。

     玄侑宗久はスマナサーラ師(テーラヴァーダ仏教)から、空即是色は仏教ではない、と言われたことがある。しかし果たしてそうだろうか。仏教ではないとなると、日本仏教の僧侶としては、かつての仏教を全否定されることになる。かくていろいろな反応が出てくる。テーラヴァーダに従って、日本仏教を否定する人もいれば、曖昧に誤魔化す人もいれば、ただ悶々としている人もいた。そして、この悶々としていた人たちの間で、この苦境を真っ正面から乗り越えようという人たちが出てくる。それが玄侑宗久であり山下だった。

     テーラヴァーダを肯定するでもなく否定するでもない、第三の道が仏教3.0である。一体どこにその本質があるのか。

     一粒の麦もし死なずんば、というのは自己を捨てることである。自分を捨てるのだから、私は慰められることも愛されることも必要ではなく、むしろ慰め、愛することが可能になるような大きな転換が成立する。そして死ぬことによって永遠の命をくださいという祈りがある。自分を捨てて、何かの一部となる。雲として死ぬことによって青空として永遠に生きる、それも今。

     そのような次元がないと、瞑想にしても非常につらくなり、瞑想が達成する事業になり、慣れてくると、自分は深い瞑想に入っていると自慢するようになる。たとえば、自分は第何禅定に入っているとか、入ってないとかいう話に我を忘れ、お互いにレベルを競うようになる。そのような状況だと、麦はまだ死んでいない。先発ピッチャーが死なないとリリーフはマウンドに上がれない。

     『ブラザーサン、シスタームーン』にあるように、人は通常、思いに囚われ、みじめさと戯れ、自然を見ること、美を見ることなどはない。たとえば歩く瞑想をすることによって、心が静まり、世界の美を見つめることができる。それは実はこの世界とは青空が現れた世界である、ということである。それは空即是色の世界、形ないものが形あるものとして現れている世界である。我々は青空の一部である。その青空には愛、慈悲がある。それによって、我々の閉じた心が開き、シンキングマインドの牢獄を出る。このとき、神によって作られたということの意味がはっきりする。そこを踏まえると、なぜ2.0にとどまってはまずいのかということが分かるのである。

     キリスト教と仏教という違う宗教でありながら、やっていることは雲としての私を青空としての私に交替させることである。2.0に感じる違和感とは、私に関するものである。仏教2.0(テーラヴァーダ)では、私は一重構造であり、雲としての私の先に、それも遠い遠い将来に青空としての私がある。仏教2.0では瞑想の主体は条件づけられた雲としての、無常としての私である。しかし1.0(旧来の日本仏教)では、私は雲であるが、同時に青空である。だから瞑想の主体は青空としての私に交替しうるのである。大乗仏教の本義とは、この雲と青空の同時的存在としての私である。

     ところが1.0には人間の現実的な悩みに答えるすべがない。そこで2.0が意味を持ってくる。2.0には世間に役立つ教えがたくさんあるのである。

     そういうわけで、1.0も2.0もそれなりの意味があり、それらは仏教3.0において統合されるのである。

  2. 7月 初めて京都座禅会に参加させていただきました。          9月の京都の予定日お知らせ頂けませんか。              よろしくお願いします。 

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